2013年12月15日

動物をめぐる似非科学

前回、似非科学について私の考えを書かせていただきました。今回はその続きです。

しつこいようですが、ホメオパシーやある種の健康食品をすべて「悪いものだ」と言うつもりはありません。それらが生活の中でかけがえのないものになっていたり、それで人生が明るくなったという人も中にはいらっしゃると思いますので、そこを否定するつもりはありません。

ただ、売る側があたかも「コレは正しいですよ」「これはサイエンスですよ」という顔をして、科学的知識に乏しい人たちを平気で騙しているのが許せないだけです。

もう2つだけ例をあげます。

「99.9%除菌」という謳い文句は細菌学的には「3時間経てば元に戻る」というのとほぼ同じ意味です。また「耐性菌(より強い菌)をどんどん増やす」という意味でもあります。つまりほとんど意味がないだけでなく、かえって事態を悪化させているのです。お金をかけて一生懸命「除菌」(除菌という言葉自体がエセ科学です)をして喜ぶのはメーカーとバイキンだけです。

 っていうか、消毒したければ熱湯を使う(キッチン回りなど)。使えない所やモノは流水でよく洗う(入れ歯など)。石鹸で洗う(手など)それで十分。


「◯◯黒酢にはアミノ酸がたっぷり!!」・・・??まったく意味不明です。「アミノ酸」といえば何か特別な栄養素のようですが、「タンパク質の構成成分」のことです。つまり牛鶏豚、卵、魚、大豆といったどこにでもある「肉類」に呆れるほどたくさん入っています。

もちろんアミノ酸には何十種類もあり、人間が必要なアミノ酸は20種類、その中で体内で合成できない(つまり外から摂るしかない)必須アミノ酸と呼ばれるものは9種類あります。

よって、◯◯黒酢に入っていて他の獣肉に入っていない必須アミノ酸もあるにはあります。でもそれでさえ、色々なたんぱく質(肉類)をまんべんなく摂取るすることで必要十分な量は採れるのです。普通の食事をとっている人にとって、わざわざ高いお金を払ってサプリメントとして摂取する必要はまったくありません。

「アミノ酸をサプリメントで摂取する」というのは、「(普通に呼吸をすれば十分な)酸素をわざわざボンベからマスクを通して吸入して生活する」という愚と同じなのです。


またまたアツくなって前置きだけになってしまいました。次回は必ず「動物をめぐるエセ科学の正体」について書きます。ごめんなさい。
posted by hiro at 10:32| Comment(0) | 日記
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