2012年11月23日

猫のストレス

前回に引き続き、猫のお話。

猫は犬と違って基本的には群れを嫌う生き物です。
つまり自分の縄張りには自分1頭だけがいるのが基本(もちろん人は除きます)。

よって、1つの家の中に新しい猫が来たり、放し飼いで多頭飼育をするというのは本来猫にとって大きなストレスがかかる行為なのです。

さらに、多くの猫は外へ出ていきたがる。去勢・避妊を済ませていない場合は本能的な行為ですから当然ですが、手術を済ませていても多くの猫は外へ出ていきたがります。しかし生活環境に恵まれている外国や郊外ならともかく、都会に済む猫達は家の中での生活がメインになっています。外へ自由に出かけるのは、ウイルス病の感染・喧嘩・事故(特に交通事故)などのリスクが大きいからです。

つまり、都会の猫には、普通に暮らすだけで大きなストレスがかかっているのです。交野は都会ではありませんが、かといって自由に猫が外で暮らせるほど田舎でもありません。

あなたの飼い猫がどれくらいストレスを抱えているか、気になりませんか?もし気になるなら、こちらの「ストレスリスクチェック」で調べてみてください。

キャットストレス.com


にゃんこのその行動、ひょっとしたらストレスによるものかも・・・


posted by hiro at 10:45| Comment(0) | 健康

2012年08月17日

家の中にある危険その1:キシリトール

今日は、家の中に潜む危険について。
人間には何ともなくても、犬や猫にとって命にかかわる食品やモノがあります。

タマネギやチョコレートが危険なことは有名で皆さんよくご存知だと思いますし、ゴキブリ駆除剤(市販のものやホウ酸団子も含めて)などもゴキブリが死ぬぐらいですから恐いものだという意識をもてますが、意外なもので危険な食品があります。

最近のガムによく入っている「キシリトール」、量によっては致命的になる可能性があることは御存知ですか?

キシリトールは天然の甘味料で、糖の仲間です。口の中で虫歯菌が使えない糖分なので虫歯になりにくく、ガムなどによく利用されています。

で、このキシリトールを犬が摂取すると、血糖を下げるホルモンであるインシュリンが過剰に分泌され、低血糖を起こし、ひどい時には肝臓に障害が出て亡くなってしまう事もあるのです。

低血糖は犬の体重1kgにつき0.1gを食べて1時間以内に、肝障害は同じく体重1kgにつき0.5gを食べて半日ほどで出てくると言われています。


では、どれぐらいの量で症状が出るのでしょうか?

一般的に売られているキシリトールガム1粒(枚)には、キシリトールが0.5g〜1g含まれています。計算してみると、体重3kgの小型犬(チワワ・トイプードルなど)ではたった1個食べても低血糖を起こし、2個で肝障害が出てくる(!)計算になります。10kgの中型犬(柴犬・コーギー)でも1〜2個で低血糖、5個で肝障害という計算になります。

ただし、これはあくまで計算上の数字で、キシリトールに感受性の強い子や、普段から肝臓に問題がある子などの場合はそれより少ない量でも異常が出る場合がありますので注意が必要です。

最近はボトルに何十個も入ったキシリトールガムが市販されていますので、そういうものは犬の手が届く場所に置かないよう注意してあげてください。


そして、もし食べてしまったことがはっきりしているなら、2時間以内だと催吐(吐かせる)が有効です。
夜中なら夜間病院に、またそれ以上時間が経っていても、必ず病院を受信してください。
posted by hiro at 13:01| Comment(0) | 健康

2012年07月30日

夏の咳

毎日暑いですね。クーラーの有難みが身にしみます。

さて、最近暑くなってきて、「犬がセキをする」と仰る飼い主さんが急に増えました。

昔は「犬がセキをする」と言えばフィラリアかジステンパー(子犬ならケンネルコフ)
と相場が決まっていたのですが、最近は、老犬なら心臓からくるセキを疑わなければ
いけなません。

ちなみに余談ですが、「犬がセキをする」ばあい、ほとんどの飼い主さんは
「ノドに何か詰まっているような感じ」と表現されます。いや、実際に
「先生、ノドに何か詰まっているみたいです」と仰る方もいらっしゃいます。

でも、実際に詰まっていることはまずありません。単なるセキの場合が多いです。
というのも、犬のセキはいわゆる「咳払い」のような感じのものが多いからです。



本題に戻ります。最近増えているそのセキは、老犬の心臓からくるものでも、
フィラリアのセキでも、ジステンパーでもありません。
実は「クーラーによる乾燥」がセキを誘発している場合が多いようなのです。

暑いとクーラーをかける。すると湿度が考えている以上に下がります。人間は
のどが渇けば意識して水分補給しますし、何時間もクーラーの聞いた部屋の中
に居続けるというのはまれでしょうけど、室内犬の場合、留守番の間、8時間
もクーラーの部屋の中に居続ける、という事もありえます。

実際にきちんとした学術的な裏付けがあるわけではありませんが、どうやら
それによって喉に負担がかかり、セキが出てるようなのです。

そういう場合は、真夏であっても加湿器を使うようアドバイスします。それで
多くの犬はセキが落ち着きます。

もし、クーラーの効いた部屋にいる子がセキをするようなことがあれば、一度
加湿器を試してみてください。ただし、それで良くならなければ病院へ連れて
きてくださいね。

posted by hiro at 19:38| Comment(0) | 健康